(212) 赤川次郎/世界は破滅を待っている
表題作「世界は破滅を待っている」、月代和也は四十一歳。平凡な家庭を持つある出版社に勤める雑誌の編集者である。編集長の代理で、首相主催のジャーナリストの懇親パーティーに出席したことが事件の始まりだった。月代を見たときの首相の驚いた顔。その後、編集長が月代の目の前で、何者かに殺された。待てよ、“あの首相”どこかで前に会ったことが……。“あの男”に出会ったばっかりに、こんなことになるなんて!! 世界を破滅に導く計画が、今着々と進行中。
勤め帰りの善意の行動なのに暴行犯とされてしまう「善意の報酬」、出張のお土産を忘れたためにとんだ騒ぎに巻き込まれる「手土産に旨いものなし」など、表題作他6編収録。