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(222) 赤川次郎/黒い森の記憶

 どちらかというと暗い雰囲気で話は進み、軽いテンポはありません。
 人里離れた場所にある山荘に、元外科医である老人が一人で住んでいる。“老人”は、一人娘と会うことも避け、さらに雑貨屋の配達時にも人を避けるように、散歩に出てしまう。何故、ここまで人との接触を避けるのか。老人の周囲でおこる犯人は誰なのか? 老人のもとに届けられる奇妙なプレゼントの贈り主の正体と、その贈り物の意味は何か。老人の人生を狂わせた、過去に起きた出来事は何か。二重三重の謎が現れ、登場人物がみな怪しく感じられて、でも結局は・・・という結末。
 最後に、人知れず微笑む一人娘の姿で少し救われる気持ちになりました。