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(223) 赤川次郎/ミステリ博物館

 ミステリ博物館は「密室」「人間消失」「脱出」「怪談」「殺人予告」「幽霊屋敷」「汚れなき罪」の七編からなる短編集である。
 ミステリーファンなら気が付くだろうが、それぞれホームズとワトソン風であったり、ディクスン・カー風であったり、アガサ・クリスティ風であったりする。そしてそれぞれに登場する中尾旬一なる探偵役も作品の雰囲気によりその風貌が変化している。
 そして、各編とも非常にひねりを加えながら論理的な謎を構成しているので、ミステリ愛好者にとっても、尽きせぬ味わいを持つ作品となっていると思う。
 作者と推理ごっこをしながら、読み進んでいくのも面白い。