(228) 赤川次郎/怪盗の有給休暇
元々怪盗〈黒猫〉と言われた久野原は、今は初老の紳士。
有名なダイヤ「月のしずく」を盗むため富豪の八木邸に忍び込むが、それはすでに盗まれた後だった。疑われた使用人の江田は自殺してしまう。ヨーロッパ観光に出た久野原は、江田の恋人を含む三人の女子大生と道連れになり、途中八木の秘書を助けたことから八木の主催するパーティに女子大生達と共に招待される。そのパーティの真の目的は……。
パーティに参加していた宝石商たちも絡んで帰国後次々とおこる不可解な事件に久野原と彼のお手伝いさんである和子は巻き込まれていく。