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(259) 赤川次郎/昼下がりの恋人達

 この本は表題作の「昼下がりの恋人達」の他6編を収録。
 「愛妻物語」は、 気の小さな男が会社の同僚達にある男を誘拐し、その妻を自分の妻と偽り、同僚の前で1日だけの仮の夫婦を見せつけるが…
 「シルバーシートへの招待」は、遠くて不便な団地に越してきた会社員が、毎朝乗車する電車のシルバーシートに座る者は必ず命を落とすという怪奇なミステリー。
 「真夜中の悲鳴」は、元刑事だった男が真夜中に悲鳴を聞いて、隣人と夜回りしながら団地内の夜の様子を織りまぜて行く。
 「五分間の殺意」は、定年間近の男が、遠距離通勤の乗換駅でのわずか五分の間、知り合った女子高生と交わす会話を楽しみにしていた。ある日、隣人に裏切られ殺人事件となる。
 「一杯のコーヒーから」は、コーヒーに関してはプロはだしの大学教授とそれぞれ違う職業の男達の四人が手製のキーホルダーを巡っての本格的ミステリー。
 「ノスタルジア」は、ある探偵社の社員が偶然にも大学時代の同級生の夫からの依頼で、その同級生を誘惑することに…
 「昼下がりの恋人達」は、結婚間近の若い二人が新居を見ての帰路の電車内で乗客の老人が急に苦しみだし、病院へ運んでやったが、老人は死亡する。亡くなった老人には莫大な遺産があり、親切にしてくれたお礼にその一部が二人に贈られるが…。