(262) 赤川次郎/晴れ、ときどき殺人
「母さんにはある秘密があるのです…若い頃、嘘の証言をして、無実の人を死に追いやったことが…」急死した母親が19歳の一人娘に書き残した一通の手紙。それは、過去の告白でもあり、告発でもあった。赤川次郎監督、「晴れ、ときどき殺人」の開幕である。
舞台はここ北里邸、通夜当日のシーンからである。キャストが続々と登場する。北里財閥の当主浪子の娘加奈子、北里財閥の社長連、婚約者の正彦、そしてかかりつけの医師菊井親子。この中に真犯人が…?
次に舞台を襲う衝撃は、妊娠した恋人を殺したとして全国に指名手配されている二十四歳の青年の登場。加奈子は母親が無実の人間を死に追いやったことを想い、青年を隠し部屋にかくまうが、やがて…。
浪子の過去にからんで数々の殺人が起こる。北里財閥の支配権をにぎろうとする系列会社社長らの醜い策謀と加奈子を巡る遺産争い。真犯人は誰なのか、加奈子が信じられる人は、かくまった青年の運命は?
ユーモアとスリルいっぱいの、サスペンス・ミステリー、あなたへの招待状をここに贈ります。