(629) 赤川次郎『招かれた女』
十年前の推理小説界のニュー・ウェイヴである三人だが、今も尚、盛んに活躍しているようであるが、頼もしい限りである。
八年間で百冊の本を書くであろう言われたいた、作家の本はジャンル別に見ると幾つかに分別出来るようであるが、この作品はサスペンス物に入る作品である。深夜独りで少ない明かりの中でゾクゾクしながら読書を楽しむのも一興せある。
さて、内容だが入力者が、無理して下手な紹介をするより解説の一部を引用しよう。
『物語は二人の刑事の徹夜の張込みから始まる。古参刑事の宮本と若い谷内のコンビは、公園での女子学生殺害事件の有カ容疑者を追っていた。ところがその男の部屋に踏み込んだ谷内は射殺され、有力容疑者は逃走中に自動車事故にあって死んでしまう。宮本は谷内のフィアンセに罵倒され、警察を辞める。半年後、宮本がフィァンセの爽子に再会したことから、物語は新たな展開を始める。最初の事件に疑問を持つ宮本は、爽子の紹介で就職した倉庫会社の倉庫で何者かに殺され、爽子が代って真相を追求する。爽子の友人で画家の淳子、その父親で倉庫会社の杜長の轟、淳子の恋人で倉庫の警備員の八代、最初の事件で犯人の似顔絵を偶然書いた画家の昭子、その愛人で淳子とも関係のある画商の中路。登場人物が錯綜するなかで起る軽井沢の別荘での恐怖の連続殺人。事件は真犯人の自殺で解決したかに思えたのだが…。』
果たして本当の真犯人は? 判明するのが待ち遠しいような感じのする作品である。