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(633) 赤川次郎『悪の華』

 どこにでもある公園での親子の風景、それがほんの一瞬の出来事で、惨劇に変わった。車から出てきた男に、主婦谷沢桂子は射殺された。何のために殺されなければならなかったのか。ニュースで谷沢の死を知った、会社経営者の神崎は動揺した。会社員の水原、ピアニストの迫田、医者の妻になってもうすぐ母親になる綾子、人気俳優の松谷の六人は、十年前のある事件の共犯者たちだった。ノラとよばれる男と、この六人の関係は…。また神崎の会社に、秘書として婦人警官の永峰を送り込んだ刑事、佐山の思惑は?
 悪の悲しさと友情を描いたという、物語の展開に引き込まれることでしょう。